- 2023-09-16 (土) 7:34
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こんにちは
しらすです。
今回はばね指について解説していきます。
1、ばね指とは?
手の屈筋(指を曲げる時に使う筋肉)の腱がトンネルの役割をしている腱鞘という所と摩擦することで炎症します。
その結果硬結(しこり)が発生し、腱が腱鞘を通り抜ける際に引っかかることでカクッと弾くような挙動になることでばね指と言われます。
手をたくさん使う仕事や何らかの道具を握ったまま作業をする方に多く発症します。
『屈筋腱狭窄性腱鞘炎』とも言われます。
引用)日本整形外科学会『手の外科シリーズ』より
2、負担のかかる使い方とは?
ばね指は『A1プーリー』という腱を抑える腱鞘の部分に多く発症します。
ここに負担をかける手の使い方は、下の写真のように指の関節を全て曲げた状態で力を入れることです。
この状態になると腱の浮き上がろうとする力が強くかかり、腱と腱鞘に強く摩擦ストレスがかかります。
特に畑仕事の農具を長時間握る作業や、工場作業などのトリガーを引く動作が多い場合などは負担がかかりやすいです。
これ以外の使い方でも反復する動作が多かったり、握り込む力が強くかかりすぎる場合もばね指が発生する原因になります。
3、日頃のケアはどうしたら良い?
子供の頃、ブランコにしばらく乗っていた後、手が開きにくくなった記憶ありませんか?
指の屈筋はずっと力を入れ続けた状態では短縮してしまい伸びにくくなってしまいます。
まずは毎日しっかり伸ばすことで、ばね指の発症を防ぐことができます。
日頃手や指をたくさん使う仕事をされている方はこのストレッチを参考にしてみて下さい。
ポイントは『手首』と『指』両方をしっかりと反らせること。
これにより仕事で使った腱や筋肉を伸ばし、硬くなることを防ぎます。
全部の指を一気にやるよりも、一本ずつ丁寧に伸ばすことでより効果を得られます。
もし伸ばした際に痛みが生じた場合は無理をせず、可能な範囲で伸ばすようにしてください。
簡単ですのでおすすめなストレッチです!ぜひ試してみて下さい。
毎日ブログ更新していますので気軽にみにきてください☺️