【 二 代 目 】

浩二さんはお父さんがやっていた洋食店を継いだ。

お父さんの味に負けず劣らず美味しい、という評判を得たが、父親の代から足繁く通ってくる料理評論家だけが、酷評する。

悪評を立てるぞ、と暗に脅しては、お金を払わずに食べていくので、父親も「ゴキブリ野郎」と嫌っていた人物だ。

ただ、舌は確かで、味にはこだわりがあるらしく、特にコンソメスープの味にはうるさい。

「全然ダメだな。オヤジさんの味とはまったく違う。あの味を再現できないなら、こんな店、やめてしまえ」

来るたびにそうけなしていくばかり。

頭に来た浩二さんはある日つい、料理評論家のスープにゴキブリ用殺虫剤を入れて出した。
気づいて怒るか、と思ったが、評論家はなぜかニヤリと微笑んだ。

 
さて、どういう意味でしょうか?
意味がわかると背筋が凍ります。。。
 
それでは明日の土曜日は祝日でお休みです!
 
あっ、最後に
鼻1
 
面丁だいぶ治りました。